2023/11/30 19:41
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プラスニド広報ジェニファーです。
プラスニドでは多くの温かい製品をご用意しておりますが、1番人気の『はらまき』。
腹巻き屋さんは数多くあれどわざわざ四季ごとにはらまきを編んでいるのはうちだけです。
本日のブログは【プラスニドのはらまきができるまで】のレポートを。
海外製の安い糸を使い、大量生産でコストダウン。この辺は大手さんにお任せしまして…。
私たちには揺るぎない信念があります。
小回りが利く小さなブランドだからこそ、
大手がこだわらない細かい部分にとことんこだわる。
どこよりも「質が高い製品をお届けする」信念。
「安かろう悪かろう」ではなく、「本当に良いものを適正価格でお届け」します。
プラスニドのはらまきは「古都奈良」にて編んでいます。
腹巻だけではなく、刺繍、パッケージ、ゴムに至る全てがメイドインジャパンです。
それでは少し、お時間をお借りして。
お読みいただければ恐悦至極…。
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60年ほど動き続けているアナログ編み機。
もちろんもう新しく作られることはなく、メンテナンスが欠かせません。
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プラスニドこだわりのオーガニックコットン糸。
GOTS認証という国際機関の認証を受けた高級糸しか使用していません。編み機の上にいくつものコーンが並んでいます。
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古い機械なので細かい調整が必要です。
1枚のはらまきが出来上がるまでには匠が持つ卓越した技術が欠かせません。
もちろん大量生産であれば人間の手が触れることなどなく寸分の狂いがないすべて同じ製品が出来上がるわけです…。
アナログ編み機では職人がじっと目を凝らしながら細かい編みができているか隅々にまで目を光らせています。
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編み機の下部に少しずつ、少しずつ、生地が編み上がります。
内側から昔ながらの裸電球が生地を照らしています。
光を当てることで「ほつれ」や「編み間違い」を見つけることができるんです。
機械に頼らず信じるのは自身の【目】のみです。
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反物として編み上がりたての生地は大きな「染色機」にて水洗いします。本来は中に染料を入れて染める機械なんです。
染料を入れずに水を入れてしっかりと水洗いをします。オーガニックコットンは除草剤などを使用していませんので、水だけで十分にきれいになります。
ここで洗剤を使用しておりませんので敏感肌の方でも赤みや痒みが出ない理由の一つと言えます。
コットンから生成糸、そして反物まで化学薬品や洗剤を使用していません。
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きれいな水でしっかり水洗いすることで生地にしなやかさ、柔らかさが生まれます。
わざわざ染色機を水洗いに応用する職人さんたちのアイデアには脱帽です。
本来は染色するための機械なわけですから隅々まで液体が行き渡るわけです。なので水も反物の隅々まで、と言うわけですね。
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「ええ腹巻きになるんやでぇ。」、と反物にお声がけ。
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乾燥した反物を今度ははらまきのサイズにカットしていきます。もちろんこの作業もアナログです。
家庭科の授業が懐かしくなる「チャコペン」で線を入れ、まずはざっくりとカットします。
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その後は1枚ずつ、「ほつれ」はないか、さらには「編みがずれている部分」はないかを目視にてチェックを入れます。
かなりの枚数なので頭が下がります。
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そして糸ノコにてはらまきのサイドをカットしていきます。切れ味鋭く、シャッシャッと気持ちよくカットされていきます。
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断面ははらまきミルフィーユ状態!!
ここまで自動化された工程は一切ありません。
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実はこのはらまきミルフィーユ、裏の状態。
ここから手作業で1枚ずつ、裏…いや、表返しにしていきます。
1枚ずつ丁寧に丁寧に表返しをします。
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そして上下部分をミシンで縫っていきます。こちらも全て手作業。
オートメーション化された大きい機械でやれば一瞬かもしれません。
しかし、機械よりもやはり人の力、人の技術が大事なのです。人の目で最後の確認をしながら仕上げていきます。
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丸編みで筒状の裾を最もずれることなく、スムーズに縫っていく動きはまさに職人。
匠の技でございます。
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編み上がりホヤホヤのはらまき。美しい編み目が写真から伝わっているかと存じます。
この後、刺繍工場へと送られ、PEANUTSの刺繍が施されます。刺繍工場に関しましては改めてレポートさせていただきますね。
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いかがでしたか。駆け足でお届けいたしましたが糸から反物、そして製品になるまでかなりの時間を要します。
水洗いやカット、表返し…多くの工程をクリアして皆さまのお手元へ。
プラスニドのはらまきには職人の想い、そしてメイドインジャパンの誇りが詰まっています。
そんじょそこらのはらまきなど、私どもの足元にも及びません。はっきり言うて。
今後も「買ってよかった」、「大切な方へ贈ってあげたい」と思っていただける高品質製品を心込めてお届けいたします。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
プラスニド広報ジェニファーがお届けいたしました。