2022/11/23 15:48


こんにちは^^
お歳暮を準備する季節になると、目にする風呂敷。
小学生のころ打ち込んでいた鼓笛隊では、レギュラーに選ばれると衣装を包むために『風呂敷』を持ってくる決まりがありました。

母が桐箪笥から出す風呂敷を待つ間の高揚感。包んだ衣装を抱いて帰る日の身が引き締まる感じ。
そんな嬉しい記憶がたくさん詰まった風呂敷について、今日はまっすんがお話ししてまいります。

包む作法は約1300年前に発せられた法令が元となり、現在も百貨店の包装作法として伝統が続いています。
しかし名称や染め・織りは変化を経て「風呂敷」として一般的になったのは江戸時代に入ってから。
字のごとく風呂に敷く以外にも、運搬や収納として多く広く用いられていました。

中でも贈答や結婚などの慶事には欠かせない縁起物の理由は「包む」と「結ぶ」にあります。

包むという字は「胎児」と「腕を伸ばして抱える人」から成ります。
包まれたものを大切に慈しむという意味があるのです。
確かに片手で持つ手提げと違い、包んであるものは抱えるようにして持ちますよね。

結ぶは日本書紀に出てくる「産霊(むすひ)」が元になったと言われています。
人と関係を結ぶ・契りを結ぶという意味があり「息子・娘」にも「むす」という字が入るのもこれが由縁だそうです。
古来、願いを込めて結ぶことは人の想いも留まらせることができると考えられていました。
ご縁や心をつなぐ意味でも使われてきたのですね。

プラスニドのギフトボックスは風呂敷をイメージしたデザインです。
心を込めて作り出した製品を、お求めいただいたお客さまに代わり大切にお包みしています。
大切な方とのご縁が末長く続きますように願っております。